2017年10月下旬、高知市から100キロ余り、車で2時間半の山奥に足を運び、塔の丸に登って移りゆく秋の山を楽しむ。
高知市からは高知自動車道大豊インターで下り国道32号線で大歩危まで行き、そこから徳島県道45号線、32号線、国道439号線を経て剣山麓にある剣山観光センターの手前を国道438号線へと入る。塔の丸登山口はそこから北(貞光方面)へ約2キロ(夫婦池)のところにある。
大歩危駅から塔の丸登山口まで山々の合間を車で50キロ余りとかなり遠いが、 塔の丸登山口からは塔の丸山頂まで約4km、標高差250m余り。登山道の木々にはテープが貼られていて、道を辿っていけば塔の丸につくので、楽しみながら余裕を持って登山のできるコースなのではと思う。
登山口から入り、はじめのうちは国有林のうっそうとした自然林の中を登っていく。道は急登でもないので森林浴気分を味わうことができるが、ここでも鹿の害が長く続いているようで、太い木の幹の皮が剥がれ、枯れてきていて「キケン注意」のテープも目につく。
林を抜け尾根に出てからは、アップダウンのある、ススキ混じりの背の低いササ(クマザサ)原が続く。見晴らしはよい。石鎚山でよく見られるリンドウの花がここでも迎えてくれる。
頂上は、なだらかなササ原で見晴らしもよく、山嶺や剣山の雄姿をはじめゆっくりとまわりの景色を堪能することができる。
*青太線=自動車ルート、赤太線=トレッキングルート。赤太線上の をクリックすると写真・映像が出てきます。 *この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平29情複、第286号) |