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outdoor life   白髪山

白髪山(香美市)

   2017年7月中旬、まだ梅雨の明けない晴れた日に大栃から狭い道(県道49,217号)をたどって(白髪山)峰越登山口に向かう。
   多くの場合、登山道へのアクセスは林道や山村の生活道を利用する。これらの道路の維持管理は地域の産業(林業等)や集落の状況によって左右される。今回の場合、人家の途切れる「久保」地区を見てみると、人口は1960年以降、40年あまりの間に十分の一になっている。過疎化が甚だしく進む中、1日4往復のいわゆる過疎バスが走っている現況下にはある。

白髪山(香美市)

   白髪山登山口に着くと香美市役所の車が止まっている。聞くと鹿の駆除を行うとのこと。登山ルートの周辺では、多くの木々に鹿よけネットが巻かれたり、その準備が進められている。また鹿の移動を妨げるためのネットも張られていて、鹿の食害が進んできている地域であることを見せつけられる。
   峰越登山口からは登りはじめて10分ほどで尾根に出る。そこから頂上に向かって登っていくが、「白髪山」(1769.7m)山頂の手前はササ原で覆われていて見晴らしも良い。頂上では北側に夏の三嶺の雄姿が広がっている。
   白髪山からは比較的傾斜が緩やかな尾根に沿って「平和丸」(1700.8m)に向かう。
角度を少しずつ変える三嶺を北側に眺めながらも周りの風景はつぎつぎと変わり、夏ゼミの鳴き声も聞こえる。春山を彩ったであろう花々はすでに姿を消していて風景は夏の装い。白髪避難小屋や平和丸の周りはササではなくカヤ中心の草原で日差しはきついが風は心地よい。
   平和丸から白髪避難小屋に引き返して、そこから鹿よけのネットを潜って避難小屋登山口へと下山していくが、ここは急傾斜で注意を疎かには出来ない。避難小屋登山口から峰越登山口の尾根へは日陰のあまりない登りの林道で20分余り。
   そこから約30分ほどで「みやびの丘」(1558m)に上ることもできる。みやびの丘からは白髪山から平和丸までの尾根も一望できる。特に、南側と西側にササ原のある白髪山はみやびの丘からちょうど良い距離・角度で美しく眺めることができる。


(白髪山:クリッカブルマップ) 円形 円形 円形 円形 円形 円形 円形 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 ビデオ ビデオ ビデオ
*青太線=自動車ルート、赤太線=トレッキングルート。赤太線上の をクリックすると写真・映像が出てきます。
*この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平29情複、第286号)

(2017年7月28日−imoto)

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