・

塩塚峰（愛媛県四国中央市、徳島県三好市の県境）

   2017年9月下旬、愛媛県と徳島県の県境にある塩塚峰（1043m）に向かう。高知自動車道の新宮インターチェンジで下り、地図にルートを示しているように、愛媛県道5号線から林道に入り山を登っていって塩塚高原キャンプ場管理棟に駐車する。インターチェンジから塩塚高原キャンプ場管理棟まで車で約40分だが、林道には途中いくつか分岐があるので注意を要する。なお、山頂の展望台（1000m）まで車で行けるよう舗装道路が通じていて、展望台のすぐ近くには駐車場がある。

   今回は塩塚高原キャンプ場管理棟の駐車場から登山道（雑木林ルート）に入る。
   雑木林を抜け、しばらく歩いていると、左側に見事なススキの平原が広がってくる。当日の天気予報で雨が迫ってきていたので山行計画を高低差も小さくルートも短めに設定する。そのため、短時間で、ゆとりをもって周りの景色を堪能しながら歩くことになる。
   両側を背の高いススキで覆われた中を歩いていて、風が強くなってススキが一斉に風に靡いたときには、あの駅のホームで向こう側の電車が動き始めたとき自分の乗っている電車が反対方向に動いて感じられる（誘導運動）体験と同じ不思議な感覚を味わう場面にもでくわす。
   塩塚峰山頂と展望台ではいずれも360度のパノラマが広がっている。この日はあいにく遠くがかすんでいたが、なんとか南東に頂が雲で覆われている白髪山、北西には瀬戸内海に浮かぶ島々を遠望することができる。
   塩塚高原一帯はオートキャンプ場、駐車場、休憩・宿泊施設が整備されていて、滑り台やクライミングウォールなど子供たちの遊具をはじめハングライダーのできる場所まであり、子どもから大人までが楽しめるエリアとなっている。
＊見つけた花のいくつか … １ ・ ２ ・ ３

---

（塩塚峰：クリッカブルマップ）

＊青太線＝自動車ルート、赤太線＝トレッキングルート。赤太線上の をクリックすると写真・映像が出てきます。 ＊この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図（タイル）を複製したものである。（承認番号 平29情複、第286号）