2018年、3月下旬の快晴の日、春を告げる花、福寿草を求めて寒峰に向かう。
寒峰は四国の中でも奥深いところにある山の一つ。祖谷山系の西端に位置し、独立峰的で頂上近くで見る山容はコンパクトかつ個性的。山頂からの360°の展望もすばらしい。
今回は東祖谷奥ノ井の住吉神社から少し入った林道分岐点の近くにある登山口より山に入る。
福寿草の群生地には30分ほどで到着。この時期には福寿草を求めて多くの登山者が訪れる。今年も残雪の見られる中、見事に咲いていた。さらに15分ほど登ったところにもう一カ所群生地があるが、こちらは雪の中で咲いているものはまだ少ない。
前寒峰の北にあるコルは広く、残雪の中。
頂上はまだら模様の雪をかぶったササとカヤで覆われている。この日は眺望も良く、遠くには三嶺や西熊山が登山者を待っているかのようなきれいな稜線を見せている。
下山は人の少ない、ぐるっと東に回るルートを選択。登山道は雪解けで濡れていて滑りやすく、注意深く下りる。
コースタイム:
寒峰登山口→(30分)→福寿草群生地 →(60分)→前寒峰北のコル→(30分)→寒峰→(110分)→林道分岐へ下山
*青太線=自動車ルート、赤太線=トレッキングルート。赤太線上の をクリックすると写真・映像が出てきます。 *この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平29情複、第286号) |