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稲叢山（土佐町といの町の境にある山）

2017年4月下旬、新緑を求めて稲叢山に登る
   登山口に面している稲村ダムは、北川村の魚梁瀬ダムと同じ「ロックフィルダム」。岩や土砂を積み上げて作られているので他のダムとは少し風景が異なる。ダムの近くの道路脇には桜の木が多く植えられていて、人里離れての花見にはちょうど良い場所のように思われる。

   登山口から小川沿いを上っていくと、暫くしていくつかのきれいな滝が現れる。薄い層になった岩（変成岩：結晶片岩というらしい）を横目に、薄く割れた石を踏みながら比較的急な登山道を登っていく。
   途中、鎖をよじ登って広い空間のある平家伝説の洞窟に立ち寄ることもできる。
   登り始めてから1時間半ほどで四差路に着く。そこからは両側が急勾配となっている尾根を進み30分足らずで稲叢山山頂へ。頂上の南西側は絶壁になっていて、スリリングな感覚を味わいながら眺望を楽しむことができる。
   頂上から四差路に引き返し、鉄塔沿いに比較的傾斜の緩やかな道を下山することにする。下山にかかる時間は約1時間。歩行距離は少し長くなるが、遊歩道を想起させるようなところや、なかなか趣のある岩塊も複数あってそれぞれに楽しみながら稲村ダムに到着。

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（稲叢山：クリッカブルマップ）

＊青太線＝自動車ルート、赤太線＝トレッキングルート。赤太線上の をクリックすると写真・映像が出てきます。 ＊この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図（タイル）を複製したものである。（承認番号 平29情複、第286号）