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outdoor life鉢伏山・小富士山

鉢伏(はちぶせ)山・小富士山(高知市)

   今回は岩屋山薬師寺の参道から山に入り、岩屋観音堂から白水橋を経て、小富士山をぐるっと回って帰ってくるコースを選択。鉢伏山・小富士山は、周辺に多くの人口を抱える里山の割りには訪れる人が少ないのか、ハイキングコースが荒れていて特に迷いやすいところもあったのであらかじめ一部ルートのクリーンハイクをおこなう。

鉢伏山・小富士山

   2018年2月中旬、岩屋山薬師寺駐車場に駐車させていただき、入山。
コースタイムなど…:
   駐車場から岩屋山薬師寺を経て岩屋観音堂まで約30分。薬師寺から観音堂までは石段で上り坂が続く。
   そこからはゆっくりと道を下っていき、白水橋まで約45分。途中、秋葉神社やマンガン坑跡に立ち寄るのも面白い。ただ、マンガン坑跡に至る道らしきものはない。
   白水橋から朝峯神社までは介良川沿いを15分。途中、標柱の所から源希義神社に立ち寄るのもよい。
   朝峯神社から小富士山に登り、頂上を越えたところにある潮見台録地公園までは約35分。途中にある産宝様までは急登が続き、そこから緩やかに登っていくことになる。産宝様とそのすぐ下にある岩場は高知市内も一望でき見晴らしが良い。また、潮見台録地公園からは団地を眼下に見渡しながら南国市の南部から土佐湾を一望できる。
   潮見台録地公園から潮見台の団地を通って鉢伏山山頂までは約50分。中腹にある潮見台の水道施設からは急登の階段となっている。その階段を上り詰めたところから鉢伏山山頂までのルートは傾斜はゆるやかだがわかりづらいところもあるので注意を要する。山頂の手前には荒れ果てた石鎚神社があり、山頂三角点を越えたところにはこれまた放置されているかにみえる大山祇(おおやまずみ)神社がある。
   山頂からは、少し下ると岩屋観音堂に着き、岩屋薬師寺を経て駐車場まで約25分。
鉢伏山・小富士山を巡るコースの簡潔な説明については、「介良 史跡・自然めぐりコース」(高知市教育委員会)パンフレットを参照のこと。

鉢伏山・小富士山と潮見台ニュータウン
   1980年代の後半、鉢伏山と小富士山の東側の山肌を削り山あいの谷を埋めて、潮見台ニュータウンが造成されました。最近になって、さらに鉢伏山から東に連なる山を削って東部自動車道が建設されましたので二つの山の東側の風景は一昔前と大きく変わりました。この東部自動車道の建設に伴うなんこく南インターチェンジの供用開始(2015年3月)やアクセス道路の整備、企業施設の進出は、自家用車によるこの地域の利便性の向上を印象づけたかにみえます。しかし同時に、潮見台をはじめ地域に住む人びとにとっては、潮見台の東側に広がっていた静かな水田風景とその中をゆっくり安心して散歩することのできる小径はなくなりました。
   鉢伏山と介良富士の東側の景観はこうして30年の間に一変し、田園地帯の風情もなくなりました。しかしながら、鉢伏山と介良富士の山の中は喧騒空間とは隔絶されていて、また西側は古くからの山容がいまなお残されています。


(鉢伏山・小富士山:クリッカブルマップ) 円形 円形 円形 円形 円形 円形 円形 円形 円形 円形 円形 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印
*赤太線=トレッキングルート。赤太線上の をクリックすると写真が出てきます。
*この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものである。(承認番号 平29情複、第286号)

(2018年2月19日−imoto)

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