土佐茶(CHARARA)プロジェクト

-土佐茶(産地)再興の可能性と方向を示す-

  土佐茶(CHARARA)プロジェクトとは

      2009年度開始された産学公連携事業で、主に生活科学部生活デザイン学科教員2名とその学生を中心に分担・推進された土佐茶の企画・開発・販売プロジェクトのこと。


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産学公連携事業名及びメンバー:
  名称      :「土佐茶のブランド化を推進する“仕上げ茶”生産技術支援」
  構成メンバー: 高知女子大学(現、高知県立大学)生活科学部生活デ
                           ザイ ン学科教員2名、高知県農業技術センター茶業試
                           験場、高知県工業技術センター、全国農業協同組合連
                           合会高 知県本部、コスモス農業協同組合


    
     【プロジェクト図



【2011年度の取り組みとその成果(評価)】

〔1〕

目的  茶生産農家が良質の土佐茶の生産・販売を通じて得られる収入の可能性を示す。
方法  一番茶から秋冬番茶まで、通年生産販売体制の構築、及び土佐茶を使った商品開発(今回は、カクテルのみ)による農家収入の確保



CHRARARA展開図

   煎茶(CHARARA)
  茶葉:仁淀川町、津野町
 、四万十町産のブレンド
 

ほうじ茶(CHARARA)
茶葉:津野町産
 

 リーフレット
 

CHARARAカクテル
バーテンダー6名による
11種類のカクテル
 
  大丸での歳暮商品


日常生活の見つめなおし: 生活デザイン学科にとってこの取り組みは生活の質的改善といった学科の目的を地域で実践することでもあったので、すでに土佐の地では生産されなくなった伝統的な土佐紬を生活に生かすことの魅力を紹介するため、土佐紬コースターを制作販売。
また、地域の子供たちには「土佐茶に親しむ」取り組みもおこなう。


     土佐紬コースター 
 
 中学生とのCHARARAとお菓子づくり(津野町)
 


〔2〕

目的  主に県内に存在する茶生産技術や、人的資源をフルに活用・協力して最大限可能な製茶技術・販売レベルを実現し、ブランド化を図って今後の生産拡大につなげる。
方法
 ・
協力
製茶技術: JA、茶業試験場、茶商
ブレンド・試飲・評価: JA、茶業試験場、県内外の茶商、生活デザイン学科学生、ワインソムリエ、料理家(食のプロフェッショナル)、杜氏など
企画・デザイン・広報: 生活デザイン学科学生を中心にマスコミ、ブロガー等も協力
販売: 生活デザイン学科学生中心に、ホテル、土産物店、等の協力

  
 試飲・ブレンド
 
                   ポスター

       普及・販売活動


〔3〕成果(評価)について


 1.市場評価

2.地域社会における評価

 3.大学で培った学生の専門能力    を生かし育てる取り組みの評価

★ 詳しくは下記参照。
   1.生活デザイン学科 『生活調査 ~ 土佐茶の産地化をめざして ~ 』 第11号(2012年9月)。(ISSN 1346-4442)
   2.井本正人「産学官(公)連携と大学教育」 『経済教育』 No.31(2012年9月)。(ISSN 1349-4058)