2015-11

明郷園(佐川町)の紅茶・ウーロン茶試飲会

2015年11月21日(土)、明郷園の紅茶・ウーロン茶の試飲会に参加。佐川の旧浜口家住宅(現、観光協会事務所)で開催されたこの会には十数名が参加していて、地元のいろんなスイーツも加わり、さながら茶話会のような雰囲気で楽しいひとときでした。20151121-s
明郷園という名称は、戦後佐川で事業を行っていた明郷紅茶生産組合の名前を継承したものとのことで、佐川での紅茶再興への意欲をうかがわせます。
ところで、通常は、一度途絶えた紅茶生産を新たに始めるに際には当然ゼロからのスタートということになります。しかし、幸いにも仁淀川流域は県下一の茶の産地で茶業試験場があり紅茶生産のための知識・技術の支援が得られるとともに、かつての紅茶生産の名残りか茶畑には一部に紅茶に適した茶の品種も残っていて生産を再開する環境としてはさほど悪くなかったのではと考えられます。
とはいえ厳しい消費者の嗜好に応えて事業を成り立たせるには、経営的視点に加え、茶畑での茶の栽培から消費にいたるまでの全プロセスを最良のものにする生産・消費(享受)能力が不可欠となります。この事業の成否を決めるともいえるこうした能力をつけていくのは大変ですが、それを支える多くの人がいることも試飲会で感じました。
取り組んで7年目になる今年の紅茶は、素人目にも味や香りが魅力的で、以前よりも洗練されてきているように思われ、その努力の程を想像させるものでした。
これらの紅茶は佐川の店舗だけでなく高知市内のホテルでの販売も予定されていて、いよいよ市場への本格的な参入が始まります。(2015年11月23日-MI

2015-11-24 | Posted in Lifestyle を見つめてNo Comments »