高知県四万十町で看護師の仕事の傍ら、手づくり紙芝居を作っています。
子供たちが平和の大切さをわかってくれるような作品づくり、地域のゆたかな自然、伝統や文化に目を向けて、そのすばらしさを経験しながら育って欲しいと願いながら作品作りに取り組んでいます。
できあがった手づくり紙芝居を携えて、子供たちの前で演じ、子供たちが目を輝かせて観、話を聞いて、そして最後に拍手をしてくれる一瞬が好きです。
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1927年、アメリカから日米親善の大使として日本の子供たちに贈られた青い目の人形がありましたが、第2次大戦中に多くが処分されました。しかし、1975年に高知の佐喜浜小学校でそれが見つかりました(名前はエミリー・キャサリン)。この紙芝居は、これら人形がたどった歴史をテーマに平和の大切さを考えます。 |
サンプルビデオ |
四万十町窪川のむかし話:
むかし、窪川の神の西(こうのさい)というところに住んでいた万六は、地主の家で働く作男。たいへんなどくれ者*で、地主の旦那とのあいだで起こす珍な話を紙芝居に。
*どくれ者とは、意地っぱりのへんくつ者じゃが、ひょうげなところもあって、いばっている奴の鼻をあかす頓智のある者のこと。
四万十町の周辺に広がるすてきな山々の紙芝居。その最後に紹介するのがこの「鈴ヶ森」。ここは山歩きには少しハードなコース。けんど春はつつじ、初夏はしゃくなげ、足下にはギンリョウソウ、筆リンドウが咲き誇り、めずらしい植物とたくさんの生命が育まれる尊い山ながよ。
愛媛県の石鎚山の奥深い山ろくに石鎚村という村があります。過疎が進んで、今では一組の老夫婦だけがひっそりと暮らしています。その夫婦のたどってきた日々の思い出をテーマにした紙芝居。
山をおりる日を思って作った歌は:
山深き清流あり 石鎚山を正面に仰ぎみて 山懐の閑静な環境に飽きることなく 移ろう四季の花々に 心なごみて 安らぎや 健康 家のあたりの藪椿にのどかに通う鶯の声……
ああ 故郷や願わくば人去る後にも花咲き咆えよ 去りゆく一軒家に温情を込めて
美しい沖の島の妹背山に一昨年登った私の手元に地元で知り合った女性から届いた一通の絵手紙がご縁で生まれた紙芝居。妹兄島物語は今昔物語の26巻、第10話。孤島に流れついた妹兄が夫婦になり生活をしていくお話です。現代版、土佐弁でいまはむかしの世界にいざないでみましょう。
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